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周回遅れな生き方

私は走るのが遅い。
歩くのは速いが、走るのは遅い。
中学1年生の時、授業で始めて1500mを走った時、タイムは10分ちょうどだった。
確かベン・ジョンソンかカール・ルイスだったかが、100mを9.99秒で走った時、私は50mを9.99秒で走るのが精一杯だった。
短距離では追い抜かされて終わるだけだが、長距離では周回遅れにされる。
授業では、よっぽどの事がない限り、リタイアさせてもらえない。
周回遅れでも走るしかない。
全員に追い抜かれて、みんなが見ている前で一人だけ走り続けるのは恥ずかしい。
でも、いつかは終わるし、どんな数字でも計測タイムは出る。

人生も同じだ。
途中リタイアも不可能ではないが、倫理的によくないものだと教えられる。
高度情報化社会では、グローバル化の名の元に、皆が競走するハメになる。
唯一無二の事でない限り、世界の誰かと必ず競うことになる。
かけっこレベルの競走ならいいが、すぐに生馬の目を抜くレベルになる。
スプリントのスピードで、エンドレスのマラソンをするようなものだ。
いずれ、ほとんどの人が周回遅れになる。

私は学生時代の1500m走で、最初のうちは苦しいが、中頃になるとそれも落ち着いて、同じペースで走っていても、それほど疲れを感じなくなることを学んだ。
そして、「最後の一周だ!」と思うと途端に元気になって、ゴール前を元気に走りぬける生徒だった。

私自身も、この1500m走と同じように生きている感じだ。
前職の頃は若かったが、仕事上、ずっと走り続けなければならないような感じがして辛かったし、最後には心療内科のお世話になった。その頃、たくさんの人が私を追い抜いていったろう。
今はやっと、自分のペースで走れている感じだ。追いまくられれば、短期間ならもっとペースも上げられるが、もうみんな追い抜いて行った後なので、無理せず自分のペースで走っていける。

いつまでこのペースで走る事が許されてるかは分からない。

無理して歯を食いしばらなくては、走れない時も来るだろう。
でも、もう以前のようにガムシャラにトップグループを目指そうなんて気持ちはない。
最先端の仕事なんてできなくていいし、仕事で名前が残らなくたっていい。

おっきな仕事なんていらないよ。地位・名誉・名声、背負えば背負うほど重いだけ。

今より贅沢できるのは嬉しいけど、その為にまた競走の中で自分をすり減らしたくない。

大丈夫。確かに歩みは遅いが、リタイアした訳ではないので、そこそこ幸せに生きていますよ。

どうぞ皆さん、私を周回遅れにしてください。
同じトラックを走っているんだから、走ったって歩いたって、そんなに違いはないんですよ。

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