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結局、金なのか

私にとっては非常に精神的に疲れる仕事ですが、新年度になって1四半期も超えた事もあり、滞納している取引先への取り立てを行うシーズンになって参りました。

ホント参りました。
仕事が終わっても、消化器官がゴボゴボ言っているのが、よくわかります。

取引先の中でも、悪化しているところは、昨年度よりさらに悪化しています。

『建前(きれいごと)なんか、どうでもいいんだ。食っていかねば!』
『もっと利益が出しやすい所に移るんだ!』
『おまえらに支払う現金はネエ!』

…そして行方不明。
…見つけだしたら、ジリ貧。

そういう人が、予想以上に多くいる感じ。
「貧ずれば鈍ずる」という言葉が、彼の人生に当てはまっている。

この時代、飢え死にする人なんか、殆どいないのに。
会社が潰れたからって、自分の未来までなくなる訳ではないのに。
なんでこんなに、この人は疲れ切っているのだろう。

ああ、いやだ。
この人達と自分は紙一重なんだ。

「滞納金が積み重なったら、キミだけでなく、社員の給料から引かれることになる」
どこまで本気かどうかは知らぬが、上司はそう言った。

あなたは私の3倍近い月給を貰っているのに。
あなたは『年金安全圏』世代の人なのに。
すでに、全く働かなくても、年金で生きていける年齢なのに。

『腎臓売れや、ゴルァ!』と怒鳴れたら、私もどんなに気楽だろう。

…そうだ。もし死んで生まれ変われるとしたら、化学者になろう。
そして、『老人絶滅ウイルス』を作るのだ。
細胞テロメアーゼの長さが一定以下になると発動する、致死性ウイルス。
それを、飲料水や空気に混ぜて、全員に行き渡らせるのだ。

誰もが等しく、同じ時間で死を迎える世界。
そこでは、皆が今よりも毎日を価値的に生きようとするだろう。
きっと、他人に対しても、もっと寛容で、優しくなれるに違いない。
死が身近で同苦できるものになれば、今日ある生がより愛おしくなるだろうから。

見苦しい生き方をする老人は軽蔑され、彼が稼いだ悪銭と泡銭は、その死と共に国が没収し、負の遺産の解消と、未来の発展の為にのみ振り向けられる。
そうなればきっと、為政者も経営者も、自然と良い行いを成すであろう。

嗚呼、私は化学者になりたい…。
老害をこの世から一掃し、この国の借金を減らし、未来ある若者の荷物を、少しでも減らしてやりたい。
そうすればきっと、子供は自分の未来に希望を見いだしやすくなり、大人も、子供を多く産み残したいと思うに違いない。

誰しも、自分の未来を、見知らぬ老人の延命の為に差し出したくはない。
誰しも、愛する子供を、ただの労働力や財源として差し出したくはない。
私は、今のこの国の為に働くのはイヤだ。
私は、私と、私の愛する者の為に働くのだ。



この業界には希望が無い。

ある債権者は、目でそう訴えていた。
確かに、彼の部屋に希望の色は無かった…。

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