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また自分の不甲斐なさに気付く。(^^ゞ

昔、まだ二十代の後半だった頃、知り合いの子供に「なんで結婚しないの?」と聞かれ、「それは、僕がワガママだからだよ」と答えた事があります。

今聞かれてもそう答えると思いますが、もう一つ理由がある事に気付きました。
貧乏が怖いのです。貧乏になりたくないのです。

私は、けっこう孤独には慣れていると思っていますが、貧乏には慣れていないと思うのです。
子供の頃に、片親で育ったり施設に預けられたりしていたので、独りでいた経験は豊富だけれど、衣食住に困った事はないし、高校時代にバイトしてパソコンを買ったくらいだから、欲しいものは働いて手に入れればいいという事は、わりとスンナリ受け入れてきたと思います。

…でも、その代わりに、これまで貧乏したという実感がないのです。
未知なものだから、貧乏がものすごく怖いのです。
こんな大人になるのなら、子供時代に貧乏を経験しておきたかった。
貧乏だけど、心の通いあう家族とともに、大人になれればよかった。
そうすれば、きっと孤独を恐れ、自分から新しい家族を持とうとしたかもしれません。

私は金持ちではありません。
親族にも金持ちはいません。
不測の事態になっても、周囲に経済的支援を求める事はできません。
でも、決して貧乏ではありません。
私は、経済的に恵まれています。

確かに、今でも、他人様と比べるとロクなモノは食べていません。
服装にも気を遣っていません。
持ち家に住んでローンを抱えていますが、築年数は35年ほどの古い家です。
しかし、これらは貧乏ではなく、他でゼイタクをする為の選択の結果です。

私は、孤独より貧乏のほうが怖いです。
たぶん、今まで身につまされるような貧乏を経験していないせいです。
仕事でイヤな事があると、「自分一人だったら辞めてるのに」と、何度となく思います。
もっと身軽になりたいと、40歳間近な今になっても切に思うことがあります。
母親を養っていないか、家のローンを抱えていなければ、間違いなく転職に踏み切っているでしょう。
…でも、今の状態で仕事を辞めると本当に貧乏になるから、決断できません。
今の状態で結婚すると、ますます嫌な仕事でも受け入れなくてはならなくなるでしょう。
それも、今より確実に貧乏になった上で…。
だから、自分から決断できるまで、誰に勧められても、結婚というものを選択できません。

いま私は、子孫を残す事より、自分が不足なく生きていく事を選んでいるんです。
「今を生きる為に独身を選択した人間」にとって、少子化は当然の結果です。
少子化に納得していると言ってもいい。だから自分から少子化を解決しないのです。

もし私が、「貧乏より孤独が怖い」と心から思えれば、きっと他人に急かされなくても自分から進んで結婚するでしょうし、子供も持とうとするでしょう。
うすうす孤独の怖さに気付いているものの、今は、わずかな人付き合いも煩わしく思う時があるし、コミュニケーション分野の技術革新が、私の本質的な孤独を覆い隠し、その怖さを薄めていると思います。
だから、今が孤独だとしても、その孤独はたいして怖くない。

かつてニッポンが貧乏だったころ、子供はたくさんいたそうです。
今、ニッポンは物質的に豊かですが、子供はいません。
貧乏より孤独が怖いとなれば、些細な事が契機になって結婚するカップルが増え、些細な事で離婚するカップルは減り、親に心から求められて生まれてくる子供が増えるかもしれません。

もしかしたら、究極の少子化対策は、ニッポン中の独身者を貧乏にする事なのではないか?と思います。
もしかしたら、政府はすでにそう思っていて、昨今の政策を進めているようにも感じます。
グローバル化と競走の激化で、独身族を今より疲れさせ、銀行残高を減らさせ、毎年の負担増で、徐々に貧乏に慣れさせていく…。
その上で、「どうせ貧乏なんだから、喜びも悲しみもパートナーと分かち合ったほうが楽だよ!」「自分が果たせない立身出世を、子孫に託そうよ!そのほうが貴方が楽だよ!」と、そっと囁いてあげれば、結婚や出産に踏み切る人が増えそうな気がします。

『今だって、どうせ貧乏なのだから』がキーワードです。
『結婚したら、子供ができたら、今より貧乏になっちゃうよ』ではダメなのです。

独身者を貧乏に慣れさせ、貧乏よりも独身でいる事のほうがより怖いという思想が定着し た時、この国の少子化の流れが止まるような気がします。
逆に言えば、そうなるまで、どんな手を打っても少子化は止まらないような気がします。

私は、ワガママで、貧乏が怖いから、結婚という選択に踏み切れないのです。
相手がいないのが理由ではなく、年収が低いからでもなく、老親がいるからでもなく…。
結婚のために、自分のワガママを抑え、貧乏を受け入れる事ができないからです。

嗚呼、また自分の不甲斐なさに気付いてしまった。(^^ゞ

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