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2013年8月4日 - 2013年8月10日

今日は、母親の一周忌です。

早いもので、母が亡くなって一年が経ちました。
あれから、一日一日が「とっても長いな」と感じたことも多いというのに、私にとってこの一年は、あっという間でした。
今日は、今も無茶苦茶暑いのですが、一年前もそこそこ暑くて、母親は、一階の部屋で扇風機の風に当たりながら横になっている姿で、眠るように亡くなっていました。
ちょうど会社で暑気払いがあり、私が普段より3時間は遅れて帰宅したところ、すでに事切れている母親を見つけました。玄関には、夕方にスーパーで買い物した袋がそのままになっていました。昼のうちに買い物に出かけ、帰ってきて涼んでいるうちに、心嚢血腫を起こしたとの医師の所見でした。
この一年、「母がエアコンをつけていたら、ひょっとしたら生きていたんじゃないか?」とか、「暑気払いに出ずに帰宅していれば、死に目に会えたんじゃないか?」とか、いろいろ思ったりもしました。

母は昭和6年の生まれで、戦争前夜の雰囲気の中、小学校しか行かせてもらえず、すぐに滅私奉公に出され、それ以来、親になってからも働き続けてきました。私の父も、その後に一緒になった男も、生活費を家に入れてくれなくて、母親はいつも必死に働いていました。
横溝正史の小説そのままのドロドロした人間模様の時代でしたから、かなり苦労もし、ずいぶんイヤな思いもしたことでしょう。でも、そんな時代を負けずに生き抜いた母でした。
「平仮名しか習ってないから、漢字が書けないんだよ」といいながら、一文字一文字辞書をひいて、一晩以上かけて友達に手紙を書いていた姿を、今でもハッキリと覚えています。「○○でしょう」が「○○でせう」になったり、9がPになっている手紙でしたが、とても暖かな手紙を書く人でした。
享年80歳と、決して長生きした訳ではありませんでしたが、「誰にも迷惑をかけずに、できれば入院もせずにポックリ死にたい」と自ら願っていた姿そのままで亡くなった母でした。

あれから一年。ちょうどお盆の時期でもあり、生死とは何か?幸福とは何か?働くとは何か?…等等、胸中の母と、じっくり語らう一日にしたいと思います。

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